初めて長谷寺(奈良県桜井市)に行ってきました。
岡野玲子の漫画「陰陽師」で、源博雅が牛車で長谷寺に詣でるシーンが印象的で、ずっと行ってみたかったのです。なかなかチャンスがなくて憧れに近い状態でしたが、ようやく願いが叶いました。
残念ですが、今年の紅葉は終わりかけの様子でした。その分人が少なくて、見やすかったのだと思います。平日とはいえ、駐車場もガラ空きで、門前町のコインパーキングまでらくらく乗り入れ止めることができました。ほとんど人が歩いていない状態で、「本日は本当に営業中?」と心配になったぐらいです。
長谷寺の名物である階段回廊は、長い上りがかなりきつかったですが、神護寺での登山断念以降はウォーキングで体力づくりを頑張っていたので、それほど苦にはなりませんでした。ですが、神護寺同様に元気なうちでないと来れないところだとは思います。
本堂の十一面観世音菩薩像も素晴らしかったですが、意外に本坊の特別展示も満足度が高かったです。本坊に向かう坂道から眺める本堂は感動的で、源博雅と同じように「わざわざ遠くからやってきてよかった」と思えました。
室生寺(奈良県宇陀市)も比較的近くにあるのですが、長谷寺をしっかり見学すると13時過ぎになってしまいました。伊賀上野でランチにしたかったので、今回は室生寺行きは断念しました。来年もっと紅葉が早い時期にリベンジいたします。